“補聴器外来の役割”の1つは、“補聴器を使用する方々(ユーザー)にとって、その方にあった最適な補聴器を探すこと”です。聴力に関する専門的な知識・資格を有する医師および言語聴覚士が、一緒になってご自身に一番合う補聴器を探していきます。
- 当院の補聴器外来では、
- 「患者さん(補聴器を使用される方)の症状・現状を考え」
- 「患者さん(補聴器を使用される方)の予算の範囲内」で
- 「患者さん(補聴器を使用される方)に必要十分な機能をもった」
- 「患者さん(補聴器を使用される方)の日常生活の質を少しでも良くすることのできる」
- 最適な補聴器を専門スタッフと一緒に探していきます。
もう一つ、補聴器をご検討の方に注意していただきたい点があります。
それは、“アフターフォロー”です。
補聴器は、購入された時点が終わりではありません。購入されてからが始まりです。
「今まで使用していた補聴器が合わなくなってきた」
「補聴器を使用していたがだんだん聞こえが悪くなっている」
と感じた場合は、“なぜ合わなくなったのか”その原因を調べることが重要です。
補聴器が合わなくなったというのは、「聞こえが悪くなったり」、逆に「音が大きく聞こえすぎている」ということが起きている可能性が考えられますが、それが「聴力の変化によるものなのか」、それとも「補聴器の不具合・故障」、または「補聴器の調整が必要な状態なのか」によって、当然どのように対応していくのかが変わってきます。
当院の補聴器外来では、
◆ なぜ補聴器が合わなくなったのか
◆ 聞こえが悪くなったのか
を診察および聴力検査等の結果をもとに診断し、判断した上で必要に応じた調整を行います。
実際に補聴器外来に来られた方で、今まで使用していなかった補聴器(合わなくなっていたため放置していた)を調整した後に補聴器を使用していただくと「聞こえるようになった!」と調整の大切さを実感していただいている方もいらっしゃいます。
※補聴器の調整の大切さについてはコチラ!