山口県 光市 耳鼻咽喉科 前田医院/中耳炎・難聴・めまい・耳鳴り・補聴器・アレルギー性鼻炎・花粉症・ちくのう症・扁桃炎・ポリープ・口内炎

補聴器専門外来のご案内

補聴器フィッティングの
重要性

Fitting

当院では、耳鼻咽喉科専門医が患者さん個々の聴力の状態を評価し、その後専任の言語聴覚士が中心となって補聴器外来を担当させていただきます。

補聴器は、補聴器メーカーが数多くの種類を製造販売していて、価格においては比較的安価なものからかなり高額なものまで存在します。各メーカーの最上位モデルになると、様々な機能がありどれも優れたものになりますが、値段も必然的に高くなります。
そのため、誰もが高機能の高価な補聴器を購入し使用するというわけにはいきませんが、必ずしも高額なものでなければならない理由もありません。要は、その方にとって“必要十分な補聴器はどれか?”ということが重要になってきます。無駄に高額な補聴器を売りつけて“売りっぱなし”ということは、絶対に許されません。

そのため、補聴器を装用するには、フィッティングが欠かすことができませんし、音の聞こえ具合は最大限に、装着感・不快感の少なさを最小限にすることは、専門スタッフだからこそできるフィッティングと言えるでしょう。

《言語聴覚士(ST)とは》

言語聴覚士とは、聞こえの障害(聴覚障害など)、うまく話せない・話が理解できない・文字が読めないといった「ことばの障害(言語障害)」、ことばの発達の遅れや、声や発音の障害(構音障害や音声障害など)に加え、上手に噛めない・上手に飲み込めないといった「嚥下障害」などの障害に対して、検査やテストを実施・評価し、必要に応じて訓練・指導・助言・その他の援助を行う医療系専門職で、国家資格として認定されています。

例えば、コミュニケーションが上手く取れない場合には、

◎ 話を聞き取れていないのか
◎ 発話ができないのか
◎ 理解をできていないのか

などの原因を調べ、その原因・課題の解消に向けて訓練や指導、助言を行います。

そのため、言語聴覚士は、医療機関だけでなく、保健・福祉機関、教育機関など幅広い領域で活動し、ことばや聴こえに問題をもつ方とご家族を支援しています。つまり、ことばや聴こえのスペシャリストですので、その方がどのように音が聞こえているのかを評価する能力に長けていると言えます。

補聴器のフィッティングは、専門スタッフの力量が出るため、専門スタッフは各補聴器の機能や仕組みを詳しく知っていることが必要です。さらに付け加えると、相手(補聴器を装用される患者さん・ユーザー)がどのように聞こえていて、どのような音が聞こえづらいのかを理解する能力・経験も求められます。

専門スタッフ(言語聴覚士)によるフィッティングでは、通常のスタッフによるフィッティングより高い効果を得やすくなります。

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